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「大きいことは、良いことだ・・♪」 一昔前、こんなテレビコマーシャルが流行したことがある。
今から思えば少し意外な気がしないでもないが、あの時代は誰もが共感していた。もしかしたら、今の中国もこんな気分なのだろうか?
だが、「成長」と「発展」が右肩上がりで永久に続く訳がない。だから「変化こそ安定なり」と言葉を置き換え、今年も頑張っていきたい。
私は今年、満64歳。年金が支給される年齢だ。
だが、「うれしい!」という気持ちと、「まだまだ・・」という気持とがぶつかり合い、キョロキョロしているというのが、正直なところだ。
「高齢化社会」と言うと、これをすぐに「年金問題」や「医療問題」におきかえてしまう傾向にあるが、これは大きな間違いだと思う。
何故なら、いかに高齢者と言えども、まずは「生き甲斐」が第一のテーマとして論じられるべきだと思うからだ。
現在、日本人の平均寿命は男性が約80歳。女性が85歳。男女合わせると世界一。
だが、これはごく最近の話で、昭和40年頃までは先進国の中では最下位だったことはあまり知られていない。それどころか、大正時代の日本人の平均寿命は何と、40歳余りだったというから驚く。
だが、もっとビックリすることがある。思い切り時代をさかのぼり、縄文人の平均寿命を調べてみると、信じられないことだが、14〜15歳だったと言うのだ。
つまり、平均寿命は「保証寿命」ではないと言うことだ。生活の仕方、心の持ち方、等々で随分大きな開きがあると理解しておく必要がありそうだ。
「これからまだ、どんどん平均寿命は延びるのだろうか?」・・・こんな疑問を友人の医者にぶつけてみたら答えは「ノー」だった。
理由を尋ねてみると、医学的にもまだ解明されていない生命界の「バランス作用」が働いていて、既にその兆候があるというのだ。
ここでタイミング良く、付けっ放しにしておいたテレビから、今年100歳を迎えられる聖路加国際病院理事長の日野原先生のドキュメンタリーが流れて来た。
100歳を目前に、今尚、現役で立派に活躍されている先生の姿はまさに「仙人」であり、あれやこれやと考えを巡らせている自分が恥ずかしくなってきたと同時に、以下のような考えが湧いてきた。
「年老いた画家が、動きが鈍くなった腕で素晴らしい絵を描くように・・・自分もコツコツと働き続けよう・・・また、年老いた農夫が口数少なく黙々と草むしりに励むように」
そして、たどり着いたフレーズが・・・
―長寿は消費ではなく、生産である―
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
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